DELICA BBS Part2 (10000以降の過去ログ保存)

タイトルRe: エアコンが効かない第2弾
投稿日: 2009/05/24(Sun) 02:38
投稿者: KRS

まさや@松本さん
説明が下手ですみません。

ディアルプレッシャースイッチの件ですが、日本語で高低圧圧力開閉器と言います。
(チョッと、知識を出してしまいました)
開閉器とは、スイッチの事で高圧圧力と低圧圧力によって、コンプレッサーの運転停止を行う
制御回路です。
エアコンでは、おもに異常停止に使います。

低圧の場合
整備解説書に書いてある「2.0から2.25kgf/cm2」は2.0kgf/cm2以下になったら異常停止し
2.25kgf/cm2以上になったら運転再開できると言う事です。
これは、冷媒量が規定量入っている場合、2.0kgf/cm2以上でコンプレッサーが運転し続けるため、プレッシャースイッチは切れません。
原因は、1.冷媒不足、2.配管が詰まって冷媒がきちんと流れない、3.プレッシャースイッチの故障
まさや@松本さんの場合、2.が当てはまると思います。

何故低圧が、2.0kgf/cm2以下だと異常になるかは、
コンプレッサーに戻ってくる冷媒は冷たい冷媒ですので、その冷たい冷媒でコンプレッサー自体を
冷やして、加熱しないようにしているのです。
製造メーカーが2.0kgf/cm2以下だと加熱して機械が破損する可能性があるので、
破損する前に停止させています。

余談・コンデンサーは気体冷媒を空気で冷やして液体冷媒にするところ
   たとえば、水蒸気を冷やしたら水になるのと同じ事です。

高圧の場合
32kgf/cm2以上になると機械が破損するため、異常停止させます。
26kgf/cm2以下になったら機械が破損する恐れがなくなり、運転が再開します。
原因は、1.冷媒の入れすぎ・2.コンデンサーの詰まり・3.コンデンサーFANの不良
    4.プレッシャースイッチの故障・・・等があります。

また余談・同じ大きさの冷蔵庫等では、低圧2.3kgf/cm2・東圧16.0kgf/cm2ぐらいに調整しています。がカーエアコンだと高圧が20.0kgf/cm2ぐらいかも・・・わかりません。

ハンチングの方は違ってました。すみません。

ただ、低圧異常が働くと短い間隔で運転と停止を繰り返しますので、EGもハンチングすると
思いますよ。(短い間隔で運転と停止を繰り返す事をショートサイクルと言います)

高圧異常の場合は停止している時間が長いのが特徴で(冷媒が冷やされると高圧も下がる)
いずれ動きます。けどまた止まるの繰り返し

低圧異常は冷媒の量で違います
・少し不足している場合:運転している時間(分・秒)が長くて、停止している時間(分・秒)が短い
・かなり不足している場合:運転している時間(分・秒)が短いて、停止している時間(分・秒)が長い
・完全にない場合:運転しない

整備解説書の件は、書き方が悪いですね。
たぶん、エアコン修理する人用(技術のある人)にわかれば良いみたいな感じ
Dのサービスでも判らない人いると思いますよ。

また長文になってしまった。
まことにすみません。
私で役に立つのでしたら、なんでも聞いてください。
その代りわからない事が、ありましたらよろしくお願いいたします。


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