DELICA BBS Part2 (10000以降の過去ログ保存)

タイトルRe: 燃料ポンプについて
投稿日: 2008/12/21(Sun) 06:08
投稿者: kazuhiko(拾萬円デリカ)
URLhttp://http://heartland.geocities.jp/kazuhiko0521/delica/delica.htm

おはようございます。平成7年SG(2800DT)に乗っています。

> 以前乗っていたSWは10万km過ぎで燃料漏れによりポンプを修理した経験がありますが、「走行中のエンスト」などという致命的な故障はありませんでした。

SWの4D56では、冬季の軽油漏れがメジャーなトラブルでしたね。
それに引き換え、このエンジンは… と、がっかりしたオーナー様も多いはず。
私も、過去にSWに乗っていましたので、そう思った一人でした。

SGの4M40ほど、傾向不良が顕著な車種は珍しいのですが、同時代に設計された
他社のディーゼルエンジンでも、似たような不具合報告はあります。ただ、件数が少ないですね。
結局のところ、軽油の質が時代によって変わってきたことと、ポンプを設計・開発した時代の
メーカーの求める要求とが、ミスマッチした結果なのですから、設計も、使われていた時代も
異なる、ひと世代前のエンジンと比較しても、あまり意味はありません。


> そこで一番気になるのは「4M40の燃料ポンプ修理(またはOH)後は安心して乗れるのか?」です。
> 修理体験されたオーナー皆様の率直な体験やご感想をお聞かせ願えれば幸いです。

H7年式のSGを、あと何年乗るつもりなのかわかりませんが、噴射ポンプをOHしたり、
リビルトに乗せ替えたところで、この古い車が、安全に乗れる保障はどこにもありません。
このくらいの年代の車になると、個体差が大きいので、一概には言えませんが、ひとつ修理しても、
他の不具合が時を同じくして続出すると言う、皮肉な、不運と言うのか、何と言うのか…

私も同じ年式のSGを2台乗り継いでいますが、どこが壊れても、驚きませんよ。

オルタとバッテリーが逝ってしまえば、7~10万円コース。
ブレーキの引きずり、固着で5万~10万円コース。
エアコンの不具合で、10万~20円コース。
セルモーター不具合、ラジエターのパンク、ATのトラブル… 近い将来予測される不具合を、
数え上げたら、両手両足の指だけでは数え切れません。ま、50万円修理代に当てても、
3年先の保障は考えられませんね。

修理代の10万円や20万円、驚いていたら、乗ってられません。
昨年秋に10万円で拾ってきたSGに、既に30万円くらいは注ぎ込んでいます。

これは、SGに限らず、デリカに限らず、三菱に限らず、日本車なんて、こんなものです。
車検制度という、ありがたいお上のお達しにより、日常の整備を怠った整備不良車が闊歩する
ニッポン! 自己責任という、オーナーの認識がまるで感じられない日本人。中古車買うなんて、
博打ですから…

噴射ポンプのトラブルは、新車時から数年で発生した経緯がありますので、ゴムシールが
対策品を使ったとしても、将来は?? です。以前は、トラブルの報告を聞かなかった後期型
4M40でも、類似の症例を聞くようになりましたので、安心はできませんね。

ですが、よく考えてください。
新車価格300万円の車を10年間で減価償却した場合、年間の損失額は30万円。
それとは別に、年間の維持費が掛かってきますし、ほかに、車検費用、10年間に必要となる
整備費用を考えると、車を維持すると言うことは、毎年数十万円を投資しているようなものです。

まして10年超の中古車。新車買うよりも安価で安心が買えるわけがない。


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