タイトル | : サーモ固着 |
投稿日 | : 2008/12/21(Sun) 05:43 |
投稿者 | : kazuhiko(拾萬円デリカ) |
URL | : http://http://heartland.geocities.jp/kazuhiko0521/delica/delica.htm |
おはようございます。
> 温度センサーはラジエーター側に付いていますのでサーモスタットが正常に作動している結果と思っていましたが…?
サーモスタットはサーモスタット、水温センサーは水温センサーで、まったく別な部品です。
これらに、電気的、或いはその他の方法で連動する仕組みはありません。
仕事で乗っている、2700DTのE24キャラバンですが、サーモが開放側で固着しているので、
標高500mの御殿場から、富士まで高速を使って帰ってくるのに、冬季は水温計がなかなか
上がらず、フロントヒーターは効きが悪く(10に乗りワゴンなのにリアヒーターが付いていない)
せめてもの救いは、運転席の尻の下から、エンジンの発熱で焼けるように熱くなること…
この車、ヒーターが効かないというような不具合ならまだ良いのですが、オーバークール状態で
乗り続けた結果、エンジン内部の異常磨耗を引き起こしております。
東名高速、裾野IC~御殿場IC間の登坂車線、駒門PA付近では、アクセル全開で、3速で
引っ張ろうが、4速に入れようが、80キロ出るか出ないかがやっと。5速には入れられません。
たかがサーモの固着、ヒーターの効きが弱いくらいとバカにしていると、エンジンの内部から
蝕み続け、かなり酷いことになります。
私が最初に買ったデリカ、2500DTのSWがそうでした。冬季の水温の上がりがかなり
遅いのです。水温が上がっても、通常は真ん中までは上がらず。
オーバークール状態で、エンジンの磨耗が進行したエンジンは、圧縮が弱くなり、抵抗が
軽くなっているので、下り坂では新品のエンジンよりもよく回りますが、その半面で、登坂での
トルク不足に陥ります。
私が今乗っているSG(PE8W)も、購入したときにはサーモ固着で、やはり、アクセルを
踏んでも力が弱く、使えない車でしたので、まともに走るように改善するには、随分と手が掛かりました。
サーモスタット自体は安い部品ですし、SGの場合は、ボンネットを開けて目の前の、作業性が
よい場所にレイアウトされていますので、どちらかと言えば容易な作業です。SWのような、
キャブオーバー車に比べても、工賃は安いので、今後のエンジンへのダメージを考えると、
予防整備に越したことはないかと。