タイトル | : Re: LSPV |
投稿日 | : 2008/06/15(Sun) 11:15 |
投稿者 | : 天狗党@茨城 |
H15年式DTシャモニーに乗っています。
> 元々SGはリアブレーキが弱すぎるのでしょうか?
> 又は不具合でしょうか?
> 以前から疑問でしたので宜しくお願い致します。
強いか?弱いか?と言えば弱いでしょうね。
SGの車重に対して、15インチホイルに収まるブレーキ容量では限界が有るのではないで
しょうか。
私のSGは、ブレーキパッドをSEIのスポーツパッドに交換した事により、かなり満足出
来る効き具合になりました。
ブレーキの強弱はブレーキシステムの強弱にも影響されますが、タイヤの接地力の強弱
に大きく影響されます。
車のブレーキを踏むと、前輪に掛かる荷重は増えてタイヤが路面に強く押し付けられて
前輪のブレーキの効きは良くなりますが、反面後輪に掛かる荷重は軽くなるので、前輪と
同じブレーキ力では後輪がロックし易くなります。
上記の事は、自転車やバイクに乗られる方は良く解っていらっしゃると思います。
前輪より、後輪ブレーキは弱く掛けているでしょう。
極端な例では、ジャックナイフ状態ではリヤブレーキは効きません。
ロックすると車体が不安定になるので、荷重の変化に応じて後輪に掛かるブレーキ力を
調整し、早期ロックを防止する機能が付いています。
この装置はABSと似た機能を持っていますが、ABSはロックしてから効き始めるのに対し
て、早い段階でロックさせない様に働く事に大きな違いが有ります。
まぁ、ロックさせない程ブレーキ力を弱く調整するとブレーキが全く効かなくなっちゃ
うので、有る程度までしか弱くならないので効果が無いと思われていますが、仕事はして
いる筈(笑)ですので、安易に撤去はしない方が良いと思われます。
仮に修理に数万円掛かっても、其れが原因で人身事故など起こした事を考えれば安いも
のだと思います。
この事をキチント考えられる事が「自己責任」だと思います。
責任を追わなきゃならない事例が発生してから「責任取ればいいんだろ」ってのは違う
と思います。
SGの前後に掛かる重量配分は2:1で、前輪の荷重が極端に高くなっています。
乗車定員一杯まで乗車した事も考えているのかも知れませんが、かなり極端な数字だと
思います。
ましてSGは車高も高く重心位置も高いので、ブレーキを掛けた際には他車より前のめり
になって、後輪タイヤの接地力はかなり弱くなっていると思います。
これらは特にSGに限った事では有りません。
サスのストロークの長いクロカン四駆車の宿命みたいなものです。
対策としては後輪荷重を増やして前後の荷重バランスを1:1に近づける事ではないかと
思うのですが、その為には荷室に700kg?の重りを積まなくてはならないと思うので、現
実的ではないと思います。
でも、私の周りの電気業者さんが乗っているハイエースやホーミーなどの4ナンバー車
を仕事で使っている方は、車検の為に車に積みっ放しの道具などを降ろすと、ブレーキ掛
けた時や発進の際に後輪が暴れて怖いって話は良く聞きます。
SGの重量配分が欠陥と言うつもりは有りませんが、フロントエンジン1BOXであるSGの宿
命だと思っています。