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タイトル後期型のブーストアップについて
記事No: 12328
投稿日: 2009/08/27(Thu) 22:51
投稿者: 初四駆
みなさんこんばんは。後期9年のDT5MTエアロルーフ乗りの初四駆です。
いつもお世話になっております。

毎回お聞きしてばかりも何なので、先日、HKS社のブーストコントローラー「EVC3(3はローマ数字です)」及びブースト計(オートゲージSM60パイ)を取り付けましたのでご報告します。
過去ログの方で、前期型のブーストアップについてはいろいろと情報が出されていましたので、それを参考にしてやりました。

前期型の解放限界は0.95とのことでしたが、後期型だと、私のブースト計の読みですと、ノーマルですでに0.95くらいはかかっているようです。

現状はいくらディーゼルターボとはいえ、むやみにブースト圧を上げるのは怖いので、今のところメーター読みで1.10(それでもすごいですけど^^;)で止めています。

フィーリングとしては、ブースト最大(1.10)時の加速はさほど大したことはないのですが、1速、2速の加速が明らかに楽に軽くなりました。下のトルクが上昇したような気がします。とくに、ブーストが0.50→1.00の区間の加圧がものすごくスムーズになっているのが、ブースト計を見ているとわかります。2トンある車なんで、「ものすごくはええ!」ってことにはなりませんが、ゼロ発進時のあのかったるさがほとんどなくなりました。

で、ちょっと質問なんですが、後期型でブーストアップされている方、最大ブーストはどれくらいかけていらっしゃいますか?(自分は最大1.20まではやりましたが、むしろパワーが落ちた気がしましたので、下げました。)あと、後期型の解放限界はいくらなんでしょうか?

結局質問になってしまってすいません(笑)


タイトルRe: 後期型のブーストアップについて
記事No: 12329
投稿日: 2009/08/28(Fri) 01:48
投稿者: まさや@松本
初四駆さん、こんにちは
前期H8PD8Wに乗る まさや@松本といいます

> 毎回お聞きしてばかりも何なので、先日、HKS社のブーストコントローラー「EVC3(3はローマ数字です)」及び・・・

EVC3を装備されたのですね
あの重たい車体が、ウソのように加速していくのにはびっくりしたことでしょうね?!
私も装備していますが、取り付けた当初は驚きましたよ

> 現状はいくらディーゼルターボとはいえ、むやみにブースト圧を上げるのは怖いので、今のところメーター読みで1.10・・・

ターボーアクチュエータ ダイヤフラムの限界は1.0弱ぐらいなので 私はこれを越えない様にして設定をしています。

また、機能のオートアジャスト機能をONにしていると、徐々にですが自分の気に入った設定値が変わってしまうので
私はOFFにしていますが これは好みなので~


ここからは、初四駆さんにはちょっと嫌な事を書きますが許してください。

1.20まで上げた時、パワーが落ちたと感じたのは正解です。
いくらターボーで加圧して空気を押し込んでみても、燃える燃料が無いために力が出ないのです。

そればかりか、燃料の気薄になったシリンダー内部の燃焼温度は急激に高くなり
私の取り付けている排気温計では 通常スイッチをOFFで走行した場合500度近辺の排気温が一気に7-900度以上まで上がります。

また加圧しているためオイルはと言うと、オイル下がり傾向にあり
シリンダー・ピストンにとってはずいぶん過酷な状態なのです。

シリンダー単体を見ると加圧することにより一気に膨張して変形しているんです。(ちょっとオーバーに言いましたが)


一つ質問があるのですが、今回取り付けられたEVC3ですが、どういった経路で入手されました?

と言うのは、EVC3は現在製造中止になってから ずいぶん時間がたちます。
そのため製造元のHKSに確認した所 修理用の部品がもう入手できないため 修理・調整は絶望的なのです。
(EVC4~以降の部品と互換性はありません。)

もしオークションなどで入手されたのなら、ほとんどのステップモーター(ターボーに配管する機械の方)は
正常品は無いと思ってください。

私もこのモーターの予備をと思い数個入手しましたが、全てダメでした。


色々書きましたが、出足は良くなりますがエンジンの為にも あまりむやみに加圧をしない方がいいです


タイトルRe: 後期型のブーストアップについて
記事No: 12332
投稿日: 2009/08/28(Fri) 16:52
投稿者: kazuhiko
こんにちは。平成7年SG(2800DT)に乗っています。

> 後期9年のDT5MTエアロルーフ乗りの初四駆です。

> 前期型の解放限界は0.95とのことでしたが、後期型だと、私のブースト計の読みですと、ノーマルですでに0.95くらいはかかっているようです。

前期型では、インマニのリリーフバルブが1.0キロ以下で開放してしまいますので、
最大でもこのくらいでしょうね。
もっとも、リリーフバルブが開放する前の段階で、ウエストゲートバルブで制御していますので、
新車時でも0.85~0.9くらいではないかと思います。

後期型の場合… 今回、パーツCDを調べて初めて知りましたが、インマニにリリーフバルブが
ないのですね。だから、圧が上がっても開放しないわけだと、納得。

前期と後期では電子制御化されたという違いはありますが、排気量も同じ、燃焼室の構造が
基本的には同じですから、著しく出力をUPさせるためには、燃調の他に、過給圧も変更されて
いるのでしょうね。
※前期と後期では、タービンの品番が異なると思いました。


> 現状はいくらディーゼルターボとはいえ、むやみにブースト圧を上げるのは怖いので、今のところメーター読みで1.10(それでもすごいですけど^^;)で止めています。

これは、俗説というか、巷で言われていることなので、きちんとした確証はないのですが…
三菱のエンジンは、過給圧1.0が限界。
T社で、1.2が限界 と言われております。

> 自分は最大1.20まではやりましたが、むしろパワーが落ちた気がしましたので、

まさや@松本さんのレスが的確ですね。
前期型で、ノーマルの燃調で1.1以上に上げると、高回転域で抜けたようになりますね。
以前乗っていたPD8Wでは、燃調を増量して、1.2まで上げていましたが、加速性では、
段違いの加速をします。(燃調のバランス次第で、黒煙が増えます)
(今乗っているPE8Wは、極端な燃料の増量はせず、最大1.0で乗っています)

限界点は…ブローするまでですかね。
前期型で、ノーマルの燃調で1.6まで上げたことがありますが、出力はむしろ頭打ち。
燃料不足のためにブローはしなかったものの、これで燃料を増量したら、エンジンが耐えないと
感じました。

過給を上げるだけなら簡単ですが、バランスよく車と付き合っていくというのは、かなり
難しい話ですから、ここでは大幅に割愛して説明しますが、過給圧が上がった分だけ、熱量も
上昇しますから、熱害への配慮が必要です。

1.0を超えているのでしたら、排気温度計や、油温計は必需品だと思います。

排気温度は、鉄の融点を理解したうえでモニターして、必要に応じてクールダウンを行います。

油温は、使用されているエンジンオイルによって、限界点は異なりますが、いずれにしても
160度に至った時点で、化学合成油だろうと、すべてのオイルは使用不可です。
油温を管理し、いつでも直ちにオイル交換できることが、必要条件です。

適宜にクールダウンを施し、オイルの交換サイクルも、ノーマル車よりも大幅に短期間で
交換していくなどの、非常にピリピリした、シビアな管理を要求されます。

もし、それができなければ、路上で大破することもあるかもしれません。

また、パワーUPに伴い、ブレーキや足回りも追従するように整備していくことをお奨めします。


タイトルRe: 後期型のブーストアップについて
記事No: 12336
投稿日: 2009/08/28(Fri) 22:00
投稿者: 初四駆
まさや@松本さん kazuhikoさん、アドバイスをいただきましてありがとうございます~。

ご助言いただきまして、早速ブーストをさげました(笑)
一応Lowモードで0.95 Hiモードで1.00にして、街乗りを0.95で走ろうと思っています。(このくらいであれば、大丈夫でしょうか??)

特に、熱対策に関しては当方全く安易に考えていましたので、大変勉強になりました。
油温管理とまでなってくると、デリカではパワーアップの喜びよりも管理の苦労の方がはるかに大きくなってしまいますね・・・

そもそもそこまでブン回す車ではありませんし、苦労して買った車なんで、壊したら立ち直れないと思いますので・・・安全圏内で楽しみたいと思います^^


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