DELICA BBS Part2 (10000以降の過去ログ保存)

タイトルRe: 水没デリカの故障原因
投稿日: 2007/10/03(Wed) 19:53
投稿者: kazuhiko
URLhttp://heartland.geocities.jp/kazuhiko0521/delica/delica.htm

こんばんは。水没デリカこと、kazuhikoです。

>  直ったから「公道を運転してアチコチ行ってる」んですよね?

一応、整備工場には、安全に自走できることを最優先して、応急処置をしながら、
外板部品等の、安全に直接結びつかない部分の修理は後回しにしても構わないから、
そんな感じで、修理をお願いしてきました。

整備工場の仕事の都合や、私の出かける都合に合わせて、「現状では」安全性に支障は
ないことを確認した上で、仮退院をさせていたつもりです。

>  おっかないですねえ、瞬間的にタイヤがロックしたんですか。

そうです。
災害は、忘れた頃にやってくるという諺がありますが、海水に水没してから、3ヶ月、
問題の発生していなかった部分で、あるとき、突然不能に陥ってしまったんです。

>  どこにぶっ飛んでくか、わかったもんじゃありませんよねー

こうなると、私一人の問題ではなくなります。
最悪は、お盆の行楽シーズン真っ只中の観光道路、トンネル内を通行止めにしてしまったかもしれない。

或いは、上高地から松本までの長い急な下り坂(標高差は1000mを超えます)で、
エンジンブレーキを使うことができなくなったSGは、フェードを起こしてしまえば、
誰かを巻き込んでいたかもしれません。

幸いにも、無線機を持ったSG3台が連なって走っていて、私は真ん中。
前後に十分な車間距離をおきながら、速度が上昇しないように、配慮しながら下って
きましたが、お盆休みで販社も整備工場も休みに入ってしまうと、万事休す。

その後の修理では、整備工場(所謂、機械屋)にもわからない。外注に出した電装屋も、
原因箇所を突き止めるのに一ヶ月を要したわけです。

販社のように、疑わしい部品を、次々と新品部品に交換して行くのではなく、部品取りの
車両(同年式・同エンジンのSG)から、メーター廻り、メインハーネス等を、各所剥ぎ
取って、移植。移植しても変化のなかったパーツは、再びドナー車へ戻す。

結果的に、自走できる状態にまで戻してもらいましたが、かなりの時間と困難を要したと
伺っています。

そして、ひとついえることは、海水による水没車は、これから先、いつどのようなトラブルが
再発してもおかしくないということ。あくまで、可能性として否定できないというだけで、
すぐにどこかが悪くなったり、発症するかどうかはわかりませんが、今後、残りの修理をして、
乗り続けようと思えば、相当なリスクを伴います。

先述したように、万が一のときには、誰かを、他人を巻き込んでしまう可能性を否定できない
という点が、今回、継続修理を諦めた理由のひとつです。

>  「どのタイミングで症状が出て」

通常の走行中に突然

>  「どのタイミングでなんの部品交換を交換」 したんですか?

私が施工していませんので、わかりません。


修理しても、直らない、或いは短期間で発症する可能性もあります。

今回、ATのトラブルが発症する前日、エアコンが壊れました。
原因は、リアコンデンサーファンの固着後、冷媒が冷やされずに温度上昇、内圧が上がり、
配管の弱い部分から撥ねてしまったようです。

水没直後、リアコンデンサーは、ファンモーター周辺をすべて分解清掃して、グリースアップ
してもらい、その他の固着のひどかった部分は、幾つか新品部品に交換していました。

壊れる1週間前には、エアコンは問題なく使えていたんです。

修理しても、修理しても、きりがない、泥沼なんですよ。


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