DELICA BBS Part2 (10000以降の過去ログ保存)

タイトルD車のブローオフバルブ
投稿日: 2007/09/02(Sun) 17:02
投稿者: kazuhiko
URLhttp://heartland.geocities.jp/kazuhiko0521/delica/delica.htm

こんにちは。平成7年SG(2800DT)に乗っていました。

> そこで考えましたのは、HKSのブローオフバルブ(スーパーSQV)を
> 私の前期型 SG 2800D/Tに取り付けたいと思うのですが可能でしょうか?

前述のレスにもありますが、ディーゼル車の場合、エンジンのインテーク側には負圧が発生
しませんので、仮に取り付けたとしても、そのままでは作動しません。
ディーゼル車でも作動するようにしたものだと、ブレーキブースター用のバキュームポンプ側から
負圧を取り出すようにしていると思います。

ブローオフバルブが作動するようになると、強制的に圧力が放出されるため、音だけは出ますが、
走りへの効果は???

そもそも、ディーゼルターボには、ブローオフバルブは、必要ありません。
エンジンがブローしないように気遣いが必要なのは、ブースト圧と排気温度、
更に細かく言えば油温管理。

ガソリン車よりもシリンダーブロックは頑丈に出来ていますが、エンジン内部での圧力の
掛かり方は、ガソリン車に比べると苛酷な環境におかれますので、「油膜の強度」を常に
意識しておかないと、エンジンにダメージを与えてしまうかもしれません。

油膜の強度は、ベースオイル、粘度や、オイルの添加剤といったものを基本としますが、
使用環境で、かなり油膜を維持する能力が劣化していきますので、ご注意。
オイルの種類で多少異なりますが、百数十度に達した時点で、そのオイルは役に立たなくなります。
夏場の渋滞路で、走行風による冷却ができなくなると、オイルにもかなりダメージを与えます。
距離数だけの問題でもないし、高速走行をしないからといって油断する人もいますが、一般道路でも、
かなりオイルは劣化するのです。
一度エンジンに火を入れたときから、オイルは確実に酸化を続けますので、走行距離に関係なく、
油膜を保持する能力は劣化していきます。

単にパーツを取り付けただけでは、チューニングにならないと思う今日この頃。


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