こちらの掲示板をいつも楽しく見させていただき日々のスペギライフの参考にさせていただいております
のんぱぱ_＠_秋田です。ターボのブースト圧についてご教授ください。当方Ｈ８年のＰＤ８Ｗ（２８００ＤＴ）です。
車両は、社外エアクリーナー、サ○ソンＳタイプマフラー取り付けております。
こちらの掲示板にも時々掲載される（プシュー）の原因究明とエンジン負荷の把握のため
こちらのＨＰを参考に、先日ブースト計を取り付けました。
エンジン回転数は２２００回転位で１ｋくらいまで上がり１．０５ｋで開放します。
開放すると０．６kまで落ちます。そのままアクセルを踏み続けると開放したままで０．８k位まで上がるようです。
通常走行ではなるべく０．９k以上は上げないように運転しておりますが、坂道等では１ｋ前後位
さらには開放しながら走行をしないと周囲の流れについていけない状況です。
そこで質問なのですが、
１．エンジンが暖まるまで（１０分程度）は、正常にターボが動作するのはなぜでしょうか？
２．勝手な思い込みでブースト圧が上がればパワーが出る物と思っておりましたが、１k位かかっていても
加速が頭打ちなのはなぜでしょうか？（それ以上は開放されるためアクセル踏めず）
３．坂道等で開放させながらの走行がエンジンに及ぼす影響は、どのような事が想定されるでしょうか？
過去ログ等見ておりますが、私にはなかなか構造等を含め理解できずにおります。
長文なうえ、１度に多数の質問ですみませんがよろしくお願い致します。

のんぱぱ_＠_秋田さんV26パジェロに乗っているyoukiです。

もしかすると、正確ではないかも知れませんが、お許し下さい。

＞１．エンジンが暖まるまで（１０分程度）は、正常にターボが動作するのはなぜでしょうか？

エンジン、及び排気回りの温度がまだ低い為、効率が落ちている為だとと思いますが、
本来、リリーフバルブが開く方が異常なので、通常４速５速（MT車）程度でアクセル全開で
リリーフ解放しない程度まで、タービンの調整（アクチュエーター等）が必要です。
＞２．勝手な思い込みでブースト圧が上がればパワーが出る物と思っておりましたが、１k位かかっていても
加速が頭打ちなのはなぜでしょうか？（それ以上は開放されるためアクセル踏めず）

これは、タービンの能力の設計上の問題もしくは、アクセルを踏み込めないのが、原因だと思います。
改造タービンもしくは、１ランク大きいタービンを装着すれば、ブースト圧を下げても、全体の風量を
アップさせ、エンジンに単なるブーストアップより負担を掛けずにパワーアップが可能です。
（ガソリンターボのタービン交換の例です）

＞３．坂道等で開放させながらの走行がエンジンに及ぼす影響は、どのような事が想定されるでしょうか？

エンジンからたぶん登りで異常に黒煙が多く出る場合、燃料が多い状態なので、エンジン及びタービン部分
が高温に成るため、タービン寿命が低下する可能性が有ります。

何より、精神上よろしくないので、タービン調整（リリーフ解放しない状態）、もしくは、事故責任になりますが
メクラ蓋をするとか、調整式リリーフバルブ装着等を進めます。

こんにちは、kenと申します。
今はガソリンですが、DTもいじった事がありますので、参考にして下さい。

１．エンジンが暖まるまで（１０分程度）は、正常にターボが動作するのはなぜでしょうか？
先ず先に、点検をお勧めします。通常時にリリーフバルブが開く状態は正常ではありません。ブーストのコントロールに異常が有ると思われます。エンジンが暖まるまで（１０分程度）に関しては、リリーフバルブ自体が熱の影響を受ける事、コントロール系統の異常が熱の影響を受ける事柄である場合等、一概には言えませんが、正常には動作していません。リリーフバルブはエンジンの破壊を防ぐ為に、緊急処置の為のパーツです。
> ２．勝手な思い込みでブースト圧が上がればパワーが出る物と思っておりましたが、１k位かかっていても
> 加速が頭打ちなのはなぜでしょうか？（それ以上は開放されるためアクセル踏めず）
ブーストを上げても、それに見合った燃料を入れなければ、出力の向上は期待できません。
DTの場合は、ブースト増量用のパーツが用品店などで売っています。そう言う物と組み合わせれば、出力の向上は期待できます、但し黒煙とのバランスを考えて調整して下さい。
> ３．坂道等で開放させながらの走行がエンジンに及ぼす影響は、どのような事が想定されるでしょうか？
リリーフバルブが開いている状態だと、そもそもブースト圧自体が不安定で、実際の空気量とエンジンに入れてる燃料のバランスが悪く、最悪の場合も考えられます。
PS:チューニングは慎重に、車の何をどれだけこうしたいと、専門の人に伝えてやれば、それが無理な注文でなければ以外と安く出来ます。ガンバッテ下さい。

お世話になっております。のんぱぱ_＠_秋田です。分りにくい質問に親切にお答えいただきとても感激しております。
遠出をしており、御礼とご返事が遅くなってしまいすみません。
説明不足を補足させていただきます。
車両については、エアクリーナー、マフラー以外はノーマルです。昨年１０月頃から症状が出はじめました。なるべくリリーフバルブを開放しないようにアクセルコントロールして運転しておりましたが、
もしやリリーフバルブの開放圧不良かと思い、ブースト計を付けてみた結果が前回記入したデータです。（開放圧はＯＫ）
そこで、以前より疑問に思っていた部分を質問させていただきました。
１については、素人考えで圧力過多で開放しているのであればエンジンが暖まっていなくてもフル加速をした時に
開放してもおかしくないと思うのですが、開放しなかったもので、どのようなメカニズムなのか知りたかったのです。
（ブースト圧も０．９ｋで安定しております。）
２については、Ｋｅｎちゃん様のご説明でよく分りました。要するにシリンダー内に圧力をかけてはいるが、アクセル開度が少ないため混合気が薄い状態となっている為加速につながらないと考えていいですよね。
３については、坂道等でキックダウンして加速すると開放して０．６ｋ位まで落ちるのですが、構わずさらにアクセル
を踏んでいくと０．８k位まであがりつつそこそこの加速をします。このような運転をした場合エンジンに
なにか悪い影響があるかどうか知りたかったのです。（リリーフバルブは開放のままだが、ブースト圧は正常範囲内）
修理したいところですが費用が２０万円近くかかることもあり予算がありません。
ディーラーの方はこのまま走っていてもパワーが出ないだけでエンジンが壊れるとか、火災になるとかの心配はないと
言っておられましたが、これが引き金となりどこか他に影響すると困りますので皆様のお知恵をお借りしたく質問しました。
特にハードなチューニングを望むわけではなく、ノーマル＋αぐらいで良いと思っております
（現在マイナスになってしまっておりますが・・・）

何か変ですねえ。えっさえっさとリリーフ効かして空に向かってタービンフルで仕事させてやっぱ壊れるんじゃないでしょうか。私も前の車でリリーフ開放したことがあるんですが結構凄い音がしました。何だかすぐなおっちゃいましたが。エンジン本体は壊れないと思う、火事にもならんと思う、けどそのうちノンターボになるのでは。どこかにリークがあるかアクチエータが変か。
走行距離によってはクレームも効きますし、違う系列のお店と相談してみるのも手かも。
ブースト計もトラブルの元になることがあるんで注意するようにと買う時言われました。壊れなくてもタイムラグは出るとも・その分サージはきつく出るみたいなんで今は付けてません。

こんばんは。平成７年ＳＧに乗っています。

リリーフバルブがまともに開放するときには、結構大きな音がすると思うのですが、このような状態でしょうか?

圧力が急激に抜けるときには、リリーフバルブがいきなり開放するのではなく、その前に、タービンのウエストゲートバルブが開放します。こちらは、通常の加速時にも年中開放を繰り返しているはずです。
リリーフは、ウエストゲート固着時の安全弁ですので、年中開放するというのはなんだかおかしいなと。

症状を聞いていると、タービンのウエストゲートバルブを作動させているアクチュエーターの作動の不具合のような気がします。本来なら、ある一定以上にブーストが掛からないように、滑らかに圧力を逃がしているのですが、動きが渋くなっているのではないかなと思います。開放点が高くなっているものの、開放しないわけではないので、開いてしまうと一気に圧力が抜けてしまい、アクセル踏んでいるのに出力ダウンするという、そんな感じでしょうか?

修理代２０万円というのも、タービンＡＳＳＹ交換を意味していると思います。


ちなみに、今積んでいるエンジンではなく、前に積んでいたエンジンなんですが、ワッシャーなどを挟んで、ウエストゲートバルブの開放位置をごまかしてブーストアップした場合、似たような症状が出ました。（３５００回転超でいきなり０．６キロまで落ちる）

私の場合（あまり真似しないでくださいね）…
試しにリリーフ殺してみたんですが、圧力抜けの症状は変わらず。
で、もう少しブースト掛かるようにして、通常の加速時に０．９～１．０キロ維持できるように調整して乗っていました。加速時の極端な圧力ダウンもなく、結構調子良かったですが、リスクを伴いますので、他人に薦めるような方法ではないかも?

> お世話になっております。のんぱぱ_＠_秋田です。分りにくい質問に親切にお答えいただきとても感激しております。
> 遠出をしており、御礼とご返事が遅くなってしまいすみません。
> 説明不足を補足させていただきます。
> 車両については、エアクリーナー、マフラー以外はノーマルです。昨年１０月頃から症状が出はじめました。なるべくリリーフバルブを開放しないようにアクセルコントロールして運転しておりましたが、
> もしやリリーフバルブの開放圧不良かと思い、ブースト計を付けてみた結果が前回記入したデータです。（開放圧はＯＫ）
> そこで、以前より疑問に思っていた部分を質問させていただきました。
> １については、素人考えで圧力過多で開放しているのであればエンジンが暖まっていなくてもフル加速をした時に
> 開放してもおかしくないと思うのですが、開放しなかったもので、どのようなメカニズムなのか知りたかったのです。
> （ブースト圧も０．９ｋで安定しております。）
リリーフ解放は、私に資料では０．９５の設定です。

こんぱんは、のんぱぱ_＠_秋田です。解りやすい回答ありがとうございます。
皆様の知識の深さにはいつも関心しております。
２６３様、タービンにかなりの負荷がかかり壊れる可能性が高いという件了解です。
なるべく開放させないようブースト計等を見ながら運転します。
kazuhiko様、ご指摘のとおり”ぷしゅー”とかなり大きな音がします。アクチュエーターの不具合とのご回答ありがとうございます。
youki様、資料をご確認いただきありがとうございます。
バードメン様、アクチュエーターの動作について解りやすくご説明いただきありがとうございます。
メカ音痴の私ですが、だいたい理解できました。できることならＤＩＹで対処してみたいと思います。
耐高熱性の添加剤は、どこで手に入るのでしょうか？
価格は概ねいくら位するものでしょうか？
どの部分にどのような方法で行えばよいのでしょうか？（施工手順、注意事項等教えていただけないでしょうか）
よろしくお願い致します。

バードメン様、お返事ありがとうございます。
メカ音痴では、太刀打ちできない分野である件了解です。
ショップ等に相談したいと思います。
ご指導ありがとうございました。

> 実は私最近タービンをコンプリート交換しているです。今三菱さんは主要部品を個別に寿命設定してクレーム故障に対応してるんで、全額タダにはならないまでもかなりの安価で修理出来る場合が多いですよ。サービスさんとだけじゃなくセールスさんとも良くお話なさって一度自工さｎに照会してもらう事を勧めます。恐らく善い結果が出ると思うんです。お店の人も良く知らない場合があるかもしれないんで、目の前でＣＲＴ開いてもらって・・・。すぐ回答はもらえませんけど。店員さんでぱじぇろうかすぺすぎあに乗ってる人居ないでしょうか？また、安心点検などありましたよね。
耐熱性の潤滑剤で私の知ってるのは○○コート。○のところはこのページの名前を入れて・・。但し温度が確か１０００度以下と以上で型番が変わるかな？低めの温度用では２硫化モリブデンを鉱物油に溶くんですが、高い用ではアルコールに溶いで完全ドライ潤滑。どっちを使うかはわかりませんが、段付きになった軸とかは直るもんじゃないです。アルミやゴムには使えないし。でも外したタービンをいじくって説明してもらったらたいしたもんじゃなかったですよ。

263様、貴重な情報ありがとうございました。
秋田も春になり休日も農作業等でなかなか車いじりに時間が取れなくなってしまいました。
農作業が一段落したら三菱に相談しに行こうと思います。
また、耐熱性の潤滑剤についてもカーコーナーで見てみたいと思います。

> この潤滑剤、カーコーナーではあまり見かけません。車用では高温用をブレーキパットとピストンの間に塗るのが目に見えやすい所。
もっと安価なのではモリブデンをグリスに溶いだのもありますが、これは売ってるかも。これは普通のグリスの代わりにじゃんじゃん使って・・特に負荷の高い足回りの軸受けやベアリングに効果あるかも。工作機械で試してみたら低回転高負荷のベアリングは寿命が３倍位に。アーム類の取り付け軸などでは負荷による焼きつき、カジリがなくなるはず。でもやはり高いものは高い。案外農機屋さんに聞いたらひょいと出るかも。
くれぐれもフッ素系を使っちゃ駄目です、あいつは温度が上がると炭になって焦付きますんで。

263様、更に情報をいただきありがとうございました。
時間ができたら、教えていただいた情報をプリントアウトして、
お店に行きたいと思います。
また、皆様より貴重な情報いただき心より感謝しております。

フッ素系で車用に有名なのは００クロロンてのがありましたっけ、良いよーっていう人と変わらんぞーという人といたんで使ってません。エンジンオイルに混ぜるやつです。２サイクルレーシングエンジンに使ってピストンリングが炭で固まっちゃっておしゃかになったと昔仲間が言ってました。私は植物性オンリーでしたからせーふ。でも歌い文句ではスモールボアライフルの弾頭にエマルジョンワックスの代わりに塗ったら具合良かったから車用にも展開したなんてありましたが。ＳＢだからよかったんでラージボアだったらメタルジャケットだしバレルが赤くなっちゃうから・・。ま、火に見せちゃ駄目ですよね。フッ素ガス出るし。確か２００度ちょっとでヤニみたいになっちゃうんでタービン廻りにはどうも。そこでガスでるかというと直接燃やしてるわけじゃないけど燃焼室に吸い込んだらまずいかも。油にも水にも溶けないんで面白いんですけど。ブレーキピストンの面にモリブデンの件はやっとかないとパットの背中にピストンがめり込むし鉱物油塗ると煙ボーボー出てひどいし・・・。

のんぱぱ_＠_秋田 さん、こんばんは。Ｈ７年ＳＧに乗っています。

まずはできる事からはじめてみましょう。
当方もアクチュエーター作動不良でリリーフバルブが開放しました。
アクチュエーターごときに１６Ｋも出せないので、ＣＲＣをロッド付近に吹きまくりました。（笑）

普段は乗らないので、２，３日これを続けました。

４日目にエンジン始動。無事復活する事が出来ました。（エンジン暖機後、煙モクモクでした。潤滑剤は少なめに！）

なお、施工に関しては自己責任でお願いします。

> またまたお邪魔します。
ややこしいもの使わず手元にある物をやってみるってのもなかなかっ。
私の場合はデーラーさんが頼りになるんでまずそっちに行っちゃってますが。
一回動いちゃえばこっちのものという感も無きにしあらずというところでしょうか。
サービスさんが、タービンの音変じゃなかった？とか羽根欠けてなかった？とか嫌な事聞いてましたっけ。うーん、そんなもの挟まってたらイヤですやっぱり会社に掛け合ったほうが・・・。

ご無沙汰しておりました。皆様に貴重な情報をいただきながらご返事が遅くなり
大変申し訳なく思っております。おととい少し時間が有りましたので、自動後退へ
寄ってみましたが教えていただいた物に該当するような商品はやはりありません
でした。そこでとりあえず南の島様の教えを実行してみました。タービン関連は
かなりの高温になると予想されるので、アクチュエーター奥のリンク部分に
ＷＤ－４０を付けました。長いノズルもなかったのでワイパーのゴムの支え金
をガイドに使い伝わらせてつけました。その後リンクと、アクチュエーターを
キコキコしょうと思いましたが、手が入らず棒を使って動かそうとしましたが
動きませんでした。こんな事で直るわけはないと思いつつ昨日走ってみると
プシュー病が直っておりました。本日も走ってみましたが１回も開放せず
直ったのかな？といった感じです。これで直ったなら皆様をお騒がせしながら、
なんともあっけない結末といった感じです。自分なりに原因を分析すると、
リンク上部の部品が真っ赤にさびていたこと、２年くらい前からエンジンルームに
雨水が浸入していたこと等によりリンク周辺のさび付きが発生し動作不能となった
又は、ご指摘のとおりアクチュエーターの動作部分が固着により動かなくなった
といったところでしょうか？給油といじったショックでとりあえず直ったので
しょうか、いずれにしても経過観察したいと思います。皆様のご指導心より感謝
しております。ありがとうございました。＜長文すみません＞

> やったあ！良かったですね！夏冬で若干部品の膨張が違うから油断大敵ですけど・・・。
モリブデン入りグリスというのは０ルツという会社で自動車DIY用品みたいなので売ってます。グリスに溶いだものなんで高温高圧にはちょっとまずいですが、軸受けやブッシュには良いかも。スライドドアに使うとギロチンになるんで要注意。
ところで、八郎潟そろそろすがすがしい風が吹く頃ですねえ。懐かしいなあ。

263様ご指導ありがとうございました。
私は秋田市在住ですが、仰せのとおり秋田もすがすがしい季節で
自宅裏の桜も３分咲き？といったところです。