タイトル | : Re: 燃費向上するには??? |
記事No | : 8440 |
投稿日 | : 2005/03/14(Mon) 09:37 |
投稿者 | : kazuhiko |
> 7年SGディーゼルに乗ってます。 > 誰か簡単に燃費の上がる方法教えてください(^^)
こんにちは。平成7年SG(2800DT)に乗っています。
ここでいう、「燃費」 キロ当たりの走行距離ですよね。 出力的なものは望まない。
アクセルを一杯に踏むようなことはしない。できるだけ一定のアクセル開度で走行する。 無駄な荷物は載せない。車は軽量化する。 これが鉄則。
そして、無駄な運転はしない。歩いていける距離なら歩いていく。チョイ乗りはしないようにする。 市街地はできるだけ走らない。林道へも行かない…
以上、誰でも簡単にできて、リスクを伴わない燃費改善方法でした。(デリカ乗りにこれは実行不可能かも?)
まあ、これだけじゃつまらいないかな? 機械的なお話をちょっとだけしますね。いくつかの方法が考えられますが、
燃料の最大噴射量を抑制する…ディーゼル車を車検に通すときの考え方です。黒煙が出ないように、アクセル全開にできにようにしてしまう方法。 あるいは、噴射ポンプの燃調を少なくする。 とても遅くてマイルドな車になります。 とくに、古いディーゼル車では、ブーコンシャフトやノズルの磨耗などによって、燃料噴射量が少し多くなってきている傾向にありますから、同じアクセル開度で走行しても、知らず知らずのうちに無駄な燃料が、「垂れている」(きちんと霧化していない)可能性があります。(黒鉛が多くなる原因のひとつ)
フレッシュエアーの取り入れを向上させる…機械式ディーゼルは、燃料と空気の関係が、恐ろしいほど曖昧なもので、常に空気は全開で吸入しています。しかし、これでも空気が不足して不完全燃焼してしまい、時に、黒煙を吐きます。黒煙を吐いているときには、その分だけ燃料を余分に捨てていると考えてください。余分に捨てている燃料を、効率よく燃やしてやれば、その分だけ燃費や出力の改善は期待できるはず。 この考え方は、燃料と空気の比率が正確に決められているガソリン車では、空気が増えた分だけ燃料が多く噴射されてしまいますので、旧型ディーゼルの特徴です。
フリクションロスを低減させる…エンジンが往復運動を回転運動に変換して、パワートレーンは常に回転し続けています。エンジン内部をはじめ、さまざまな部分で抵抗が掛かっています。この抵抗を減らすために、オイルやグリースなどの油脂が使われていますが、古い車では、新車に比べてこういう見えない部分が劣化しています。オイルの劣化だけではなく、金属表面が荒れていたりして、抵抗が大きくなってくると、同じ速度で走るのに余分な燃料を消費します。動力系と関係ないような部分でも、たとえば、ブレーキの戻りが悪くなってきているだとか、さまざまな部分が弱ってきてて、総合的に燃費を悪くしています。ひとつひとつ、適正なメンテナンスをすることで、本来の性能をいくらかでも取り戻すことができれば、燃費は改善するでしょう。タイヤの転がり抵抗…空気圧を高めに調整するなども有効です。
きっと、期待されているような答えではなかったともいます。確かに、さまざまなグッズや添加剤の類が市販されていますから、そういうものを試してみるのはいいかもしれません。私自身もいろいろ飛びつきましたが、効果を体感できたけれど次第に効果が得られなくなってきたり、使ってみたけど効果がわからなかったり… 投資した金額を果たして回収できただろうか? 甚だ疑問です。 それよりも、車が古くなって劣化していくスピードの方が早いのが正直なところです。
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