タイトル | : スタックしてしまいました~ |
記事No | : 7956 |
投稿日 | : 2005/02/12(Sat) 00:02 |
投稿者 | : kazuhiko |
こんばんは。平成7年SGに乗っているkazuhikoです。
退院後のSGは、通常の走行では、こんなもんかな? という感じなのですが、エンジンの回転をあげたり、長時間走っているうちに、つまり、油温が上昇したときに出るようなのですが、2000回転以下で巡航していると、1500~1800回転くらいから軽くアクセルを踏み込むと、まるでMT車を高速ギアのまま低回転走行したときのように、ノッキングしてしまいます。イマイチ、キックダウンしていないような感じもします。 他にも、2500回転付近で、フロントの方(エンジン?)から、カリカリカリ… という耳障りな異音。 2800回転付近から3000回転超までの間が、異様に拭け上がらない… などなど、ちょっと気に入らない状態が続いています。 クラッチが滑っているような不快感なので、ATF量をチェックすると、なぜか不足気味。 ATFと添加剤を補充した後、試運転に出かけました。
バイパスを30キロほど巡航しても症状が出ません。 高温に達するには、山を登るのが一番ということで、例のごとく富士山を上っていくと、やはり、吹けあがりはイマイチ。加速が鈍い。 しばらく行くと、上から、屋根に雪を載せた車が下りてくるので、つい、いつもの病気ですね。試運転だというのに、調子に乗って富士山をどんどん上ってしまいました。
標高1300m付近から、気温はマイナス5度。粉雪と圧雪で、スタッドレスはブレーキも怖くないほどよくグリップしています。 つい物足りなくて、わき道(自衛隊の東富士演習場です)に入って、雪遊びをしていました。(中に入ると危険なので、ゲート手前で戻ります) 今日は誰も走っていないと思われる道を走り回っていましたが、ちょっと魔(?)がさしてしまい、幹線道路に戻ってきたのに、再びUターンして雪の中に突っ込んで行きました。
悪いことは、こういうタイミングでおきるものです。案の定、その直後、スタックしてしまいました。 ハンドルを切って、タイトコーナーブレーキング現象が発生したときには、往々にしてスタックしやすいですね。しかし、ハンドルを直進位置に戻しましたが、時既に遅し。 未舗装の道路は、超かまぼこ型。雨水が流れるように左右の路肩が低くなっていますが、深い積雪のため、逆に高く盛り上がっていました。でも、踏み固めていないので、ズボッ!とはまります。
今日は雪遊びをする予定ではなかったので、スコップは積んでいません。 直結四駆にしたSGがはまるときには、もうすでに、深い穴を掘っているんですよね。車の下はおなかまで雪に埋まっています。 とてもチェーンを巻ける状態でもない。ジャッキはどこにかますのか? 公道ではないのでJAFは救援に来てくれそうもありませんし、渋々、雪を掘り、ジャッキアップ。 通常のジャッキアップポイントにはとても届きませんから、唯一の頼みは、後輪のロアアーム前側のポイントのみ。 長靴で雪を踏み固めて、作業スペースを確保し、タイヤ周辺を足で掘りながら、やっと車載ジャッキを掛けることができました。 左側が前後とも、くぼみに落輪したような格好なんですが、やはり、ジャッキの角度によっては、低い方へ車体が傾いていきます。乗用車のようなパンタジャッキだったら、一回横滑りしたらオシャカですから、ある意味、車載のだるま型油圧ジャッキは、こういう場面ではタフですね。
本日初めて装着した、非金属チェーン。以前は金属チェーンでしたが、タイヤサイズの変更に伴い、ぎりぎり、入るか? という感じなので、スタックしたときには装着は無理と思い、あとで購入した非金属チェーンを積んでいました。 スパイクのようなものは打ってありますが、大部分がゴムのため、雪深く掘った下の氷には歯が立ちません。あえなく玉砕…
私のSGはLSDがついていないので、左輪が滑ると、駆動力が掛かりません。 穴掘ったときには、じわりじわりアクセル踏んでもらちがあきません。 サイドブレーキ引いて、エンジン回転あげておいて、一気に離すと、一瞬トラクションが掛かるはずなんですが、そんな小細工が通用するほど甘くなかった… 1センチたりとも動きません。
幸いしたのは、前進時に滑っていたのは左側。後退時に空転しているのは右側だったため、片方にだけ穴を掘らずに、四輪とも沈んでいったこと。 そして、前進・後退を瞬時に繰り返していくと、雪の下の氷が解けて、土(富士山の火山灰)が出てきたこと。 スタックしてから1時間以上経過しましたが、わずかに、車が前後に動き始めました。 数センチ車体を揺さぶることができるようになってきたので、アクセル全開で、前進・後退を瞬時に切り替えて、しばらく悪あがきを続けていくと、次第に、車は前後に揺すぶられて行きました。
前後に10センチほど動くようになったらしめたものです。 要は、左右の車輪にトラクションが掛かることができれば、SGは穴から脱出できます。 出るときには、一瞬ですね。 スタックしてから脱出まで1時間半。暗くなる前に出てこれたので、よかった~~
今度はスコップ積んでおこう! とんだ失敗談でした… 長文ごめんなさい。
|