タイトル | : Re: リミット・スリップ・デフ |
記事No | : 7709 |
投稿日 | : 2005/01/20(Thu) 22:12 |
投稿者 | : kazuhiko |
こんばんは。平成7年SGに乗っています。
> 漠然と“ハマッタ時に有利”くらいの知識しかありません。 > 装着することでデメリットなんかもあるのでしょうか?
ノーマルのデフと、リミテッドスリップデフ(LSD)の違い。
デフ(差動器)はなぜあるのか? 簡単に言ってしまえば、曲がるためですよね! 旋回時には、4輪のうち、前後(内輪差)、左右のタイヤの通るラインが異なりますから、当然、タイヤの回転数は異なります。デフがなかったら、この回転差は吸収されませんから、スムーズに曲がらなくなってしまうでしょう。
この、曲がるためのデフ機能を、一部抑制しているわけですから、LSD付の車両と、そうでないノーマル車両では、若干、コーナリング時の挙動が異なるかもしれません。
ただ、純正のLSDはリアに入っていますから、フロントのように、ハンドリングに影響を与えるほどのものではないと思います。私も、MTのSWではLSDなし・ありの双方乗ったことがありますが、舗装路では特に違いは感じませんでした。
LSDのメリットはご承知のように、不整地やぬかるみなどで威力を発揮します。単に、スタックしてタイヤが空転したときにだけ効果があるのではなく、雪道走行など、常に滑っている状態ですから、LSD付のほうが、安定してトラクションを得ることができると思います。 ノーマルデフ車では、結構、リアは軽いので、雪道ではお尻を振ります。LSD付のほうがまっすぐ走ると思うんだけど、残念ながら、そこまで比較したことはないです。
LSD付車両での注意点としては、デフオイルについてちょっと注意したほうがいいです。 ノーマルデフよりも、高温・極圧により、メカ的には過酷な状況にありますので、LSD専用オイルの使用と、ノーマルデフよりも少し早めに交換するくらいの配慮は必要です。
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