タイトル | : ローコストでは難しいです |
記事No | : 7050 |
投稿日 | : 2004/12/03(Fri) 07:46 |
投稿者 | : kazuhiko |
こんにちは。平成7年SGに乗っています。
> 一応、ブレーキパットの初期制動力の高いものに変更しようと考えているのですが、お勧めのパットはありますか?また、もっとローコストで効率的な改善策があれば教えてください。
ブレーキの役割は、運動エネルギーを熱エネルギーに変換することです。
リフトアップして重心が上がったり、大径タイヤをはかせたことによるバネ下重量増が悪影響して制動力に不足が生じたのを補うためには、それ相応の対応が必要となります。
初期制動の優れたパッドは、運動エネルギーを熱に変換しやすいわけですが、その分、高温になりやすく、高温になれば当然、フェード現象を引き起こします。高温にも耐える材質のものもありますが、どちらかというと、熱からブレーキを守るために、ブレーキパッドの材質は、減りやすい物を選択することになります。ブレーキパッドが減ることで、文字通り、身を粉にして働いてくれます。 私の使っているパッドもそうなのですが、購入単価はリーズナブルでも、耐用期間が短いために、ランニングコストは結構高価なものになってしまいます。(ノーマルの半分くらい) 或いは、メタルパッドなど、ローターに攻撃性のあるものもありますから、これはこれで、コストの掛かる選択肢です。 ブレーキの踏む力をダイレクトに伝えるために、ステンメッシュのホースに交換することも方法のひとつですが、安価ではありません。
いずれにせよ、ブレーキ強化の方法はあるのですが、ローコストでの改善をお望みでしたら、あまり選択肢はないかもしれません。お勧めのパッドもありますが、ランニングコストは安くありません。パッドだけでなく、ブレーキ系統の日常のメンテナンスを怠ると、制動力は低下しますが、ブレーキフルードの管理に始まり、キャリパーのOH、ローター研磨など、当たり前のメンテナンスだけで、万単位のお金が出て行きます。 一番安上がりなのは、車を軽量化して、無意味に大きなタイヤをはくことをやめるしかありません。でも、それが出来ないでしょうから、ある程度の出資は覚悟した方がいいかも知れません。
現在ラインナップされていないようですが、ディーゼルRV車に取り付け出来る排気ブレーキのキットがありました。こういう方法が選択できるといいのですが、現在は販売していないようです。
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