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タイトルクーラント交換
記事No: 6345
投稿日: 2004/10/02(Sat) 16:18
投稿者: kanta
こんにちわ、教えてください。クーラント液交換の手順を教えてください。クーラント液は、何リットル準備すればよろしいですか?お願いいたします。平成7年SG DT2800


タイトルRe: クーラント交換
記事No: 6346
投稿日: 2004/10/02(Sat) 16:41
投稿者: kazuhiko
> こんにちわ、教えてください。クーラント液交換の手順を教えてください。クーラント液は、何リットル準備すればよろしいですか?お願いいたします。平成7年SG DT2800

こんにちは。平成7年SGに乗っています。
2800ディーゼル、デュアルヒーター車で、冷却水の総量は11リットルとなっています。冷却水は、ご使用になられる地域の最低気温で凍結しないように濃度を調整してください。
交換手順
(1)ドレーンプラグをはずし、ラジエター内の冷却水を抜き取る。
(2)セパレーターボックスのプラグ、ラジエターキャップ、をはずし、ヒーターコア内、および、エンジン、コンデンスタンク内の冷却水を抜き取る。
(3)シリンダーブロックのドレーンプラグをはずし、ウオータージャケット内の冷却水を抜き取る。
(4)冷却水が抜けたら、ラジエター側のアッパーホースをはずし、フィッティング部より水道水をホースで注入し、冷却水の通路を洗浄する。
(5)シリンダーブロックのドレーンプラグのねじ部にシール剤を塗布し、締め付ける。
(6)ラジエターのドレーンプラグを確実に締め付ける。
(7)コンデンスタンクより冷却水をゆっくりと注入し、セパレーターボックスのプラグ部より、泡の出ない冷却水があふれ出たら、プラグを締め付ける。
(8)冷却水をコンデンスタンクのFULLラインまで入れる。
(9)ラジエターキャップを確実に締め付ける。
(10)エンジンを始動させ、サーモスタットが開くまで暖気する。
(11)エンジンを数回レーシングさせ、停止する。
(12)エンジン冷機状態で冷却水をコンデンスタンクのFULLラインまで補給する。

となっておりますが、素人には面倒です。


タイトルクーラント交換しました
記事No: 6466
投稿日: 2004/10/14(Thu) 17:14
投稿者: kazuhiko
こんにちは。平成7年SGに乗っています。

本日、LLC(クーラント=冷却水)の交換をしました。一部手抜きした、簡易的な交換方法ですので、正規の方法とは異なりますが、参考までに。

2800ディーゼル、デュアルヒーター車で、冷却水の総量は11リットルとなっています。私は、温暖な地域に住んでいますが、冬季にはスキーに出かけることが多いので、マイナス20度でも凍結しないようにしたいため、LLCは濃度80%のものを3本用意しました。(2リットルで約400円×3本)

交換手順

<準備> 
(1)サーモスタットが開くくらいまでエンジンを暖気しておく。(走行直後は高温で危険なので、しばらく冷ました方がいいです)
(2)オイル交換と同様、アンダーガードを外しておく。(工具:+ドライバー、14ミリのソケット又はメガネレンチ)

<冷却水の抜き取り>
(1)ラジエターのドレーンプラグをはずし、ラジエター内の冷却水を抜き取る。
   ラジエターの右端(運転席側)から、ロアホースが出ていますが、その付近に、プラスチックの蝶ねじみたいのがあります。素手では硬いのでプライヤーなどでまわす。
  ※大き目のバケツかたらいで受けましょう。かなり広範囲に飛散します。
(2)セパレーターボックスのプラグ(バッテリーの奥側上のほうに空調の吸気口がありますが、その左側にプラスチックの六角ねじがあります。14ミリ)、ラジエターキャップ、をはずし、ヒーターコア内、および、エンジン、コンデンスタンク内の冷却水を抜き取る。
(3)シリンダーブロックのドレーンプラグをはずし、ウオータージャケット内の冷却水を抜き取る。(ここは省略しました!!)
(4)冷却水が抜けたら、コンデンスタンクに水道水のホースを入れ、少しずつ水を補給する。
  ※本来は、ラジエター側のアッパーホースをはずし、フィッティング部より水道水をホースで注入し、冷却水の通路を洗浄するのですが、インタークーラーが邪魔だし、アッパーホースを引く抜くのが面倒なので、コンデンスタンクにいきなりホースを入れました。あまり勢いよく水を出さないように。
(5)エンジンを始動させ、前後ともヒーターを全開にして冷却水を循環させる。
(6)ドレーンプラグから排出される水が、無色透明になったらエンジンを停止。
(7)ホースの水を止め、ドレンプラグから排出できるだけ水を抜き取る。
(8)ラジエターのドレーンプラグを確実に締め付ける。(シールテープを巻く)
(9)コンデンスタンクより冷却水の原液(80%)をゆっくりと注入する。2リットルの容器2本くらい入ります。
(10)再びエンジンを始動してエア抜きをする。エアをかんでいると、泡が出てくることもある。10分くらい経ったらエンジンを停止。
(11)セパレーターボックスのプラグ締め付ける。
(12)冷却水をコンデンスタンクのFULLラインまで入れる。
  ※濃度を計算した上で、必要な量のLLCを入れ、足りない場合は水でOK
(13)ラジエターキャップを確実に締め付ける。
(14)アンダーガードを元通りに取り付ける。

使用工具は、14ミリのメガネ(ソケット)、+ドライバー、プライヤー、冷却水を入れるためのロートなど(園芸用のじょうろでもいいし、未使用のオイルジョッキなどがあればやりやすい)

こんな感じです。本来は、シリンダーブロックのドレーンを払ったり、濃度調整したLLCを補給するべきなのですが、ヒーターラインを循環させながら水道水を循環させて、内部の古いLLCを全て洗い流し、濃度の濃い原液を補充することで、冷却水の濃度をある程度の目標値に調整しています。
ラジエターのドレーンから排出できる量は、5から6リットル程度。冷却水の総量のおよそ半分くらいです。私の場合、80%のLLCを6リットル全て使い切ってしまいました。計算上、濃度は43%くらいになります。マイナス23度くらいまでOK。

市販のLLCは、50から80%くらいの濃度のものが売られています。この方法では、濃い原液を入れて、足りなかったら水を補充するというやり方で濃度を調整しています。


タイトルRe: クーラント交換しました
記事No: 6467
投稿日: 2004/10/14(Thu) 19:08
投稿者: MOTIMOTI
MORIMORIさま,皆さま,こんばんは

クーラント交換に関して,重大な問題点があります。
セパレーターボックスのプラグ(14ミリのプラスチックの六角ねじ)についてです。

工具で軽く締めないと,走行中にプラスチックがひび割れして冷却水漏れを起こします。
プラスチックなので,手で締めるべき部分ですので,設計ミスといっていいと思います。

私の場合,プラグ破断で冷却水漏れを起こし,危うくエンジンを壊すところでした。
リコールの対象部位であると認識しております。(ディーラーには伝えました。)
「六角ねじ」を使うのであれば,その部位を金属製にすべきです。


タイトルRe: クーラント交換しました
記事No: 6468
投稿日: 2004/10/14(Thu) 20:38
投稿者: kazuhiko
こんばんは。MOTIMOTIさん。

> クーラント交換に関して,重大な問題点があります。
> セパレーターボックスのプラグ(14ミリのプラスチックの六角ねじ)についてです。
>
> 工具で軽く締めないと,走行中にプラスチックがひび割れして冷却水漏れを起こします。
> プラスチックなので,手で締めるべき部分ですので,設計ミスといっていいと思います。
>
> 私の場合,プラグ破断で冷却水漏れを起こし,危うくエンジンを壊すところでした。
> リコールの対象部位であると認識しております。(ディーラーには伝えました。)
> 「六角ねじ」を使うのであれば,その部位を金属製にすべきです。

ご指摘有難うございます。

まあ、常識的にみて、軽く締めるくらいでやめたほうがいいですよね。プラスチック部分なので、何度もプラグの脱着はしないほうがいいかもしれません。あけなくてもいい部分なら触らないほうがいいかもしれませんが、ここをあけてやったほうが、クーラントの抜け具合がいいようで。

私も思うんですよね。コンデンスタンクの劣化がひどすぎる!通常のリザーブタンクと異なり、まともに熱い冷却水の影響受けるので、もう少し耐久性を考えるとか、SWのように、ラジエターキャップの位置をアッパータンク上に配置できないものかと。
ただ、実際に作業して思ったこと。エア抜きの心配もあまりないみたいだし、メンテナンス性は悪くなさそうです。SWのときのほうが、ボコボコいいながら内部からエアが出てきました。
問題は、プラスチック部分ですよね。皆さんも作業時には気をつけましょうね。
運転中の水温計の変化にも気をつけましょう!


タイトルRe: クーラント交換しました
記事No: 6482
投稿日: 2004/10/16(Sat) 07:47
投稿者: MORIMORI
こんにちは 参考になります。
ところで うる憶えですけど
クーラントは産業廃棄物で下水道に流してはいけないんでしたよね。
廃棄はいかほどかかるものなのでしょうか? 


タイトル廃液処理の問題
記事No: 6485
投稿日: 2004/10/16(Sat) 22:40
投稿者: kazuhiko
> こんにちは 参考になります。
> ところで うる憶えですけど
> クーラントは産業廃棄物で下水道に流してはいけないんでしたよね。
> 廃棄はいかほどかかるものなのでしょうか? 

MORIMORIさん、こんばんは。いつもお世話になっております。

さて、LLCは「産業廃棄物」に該当。主成分であるエチレングリコールが環境負荷物質に指定されていて、回収の対象となっているため、無闇に破棄することはできない。このため、交換後の後処理にも難儀することに・・・。「廃アルカリ」もしくは、「廃油」として処理されることが多いとか。

で、私の場合は、オイル交換のときの廃油と同様に扱っています。
私の廃油の処理方法。

その① 勤務先の廃油回収用のドラム缶へ。職業柄、会社で大量の油脂を使用していますので、自宅でポリタンク(会社で薬品の入っている廃物利用)にて保管後、ある程度まとまったら会社へ持っていく。

その② 近所の自動車整備工場へ持ち込む。いまのところ、実際に持ち込んだことはありませんが、日ごろから、デリカの故障や部品の調達などでお世話になっている自動車整備工場です。社長のご好意で、オイル交換後の廃油などを、引き取ってくれるそうです。環境面から、やたらと廃棄されると好ましくないので、原則として、得意先(顧客)の要望があれば無条件で引き取る方針との事。
自動車整備という商売にはつながらないにも拘らず、自分で出来ることは自分でやってごらんという姿勢で接してくれるので、個人的には助かっています。

さて、個人では処理できないのか? 一応、調べてみました。
主成分であるエチレングリコールの処理方法は、廃棄は焼却によって行い、その方法は次のいずれかによる。(石油化学工業協会の、安全データシート=MSDSによる 整理番号:No.08  作成1983年5月18日 改訂2000年5月31日 )

おがくず、ウエス等に吸着させ、焼却炉で焼却する。
焼却炉の火室へ噴霧し焼却する。

との事です。やっぱり、難しいよね? 家庭の可燃ごみに出せる量か?
(私なら、やっぱり会社へ持っていくかな? ペーパースラッジ=紙粉に吸収させて、可燃ごみとともに焼却炉へ)


タイトルRe: 廃液処理の問題
記事No: 6494
投稿日: 2004/10/17(Sun) 19:50
投稿者: MORIMORI
kazuhikoさん こんばんは

いろいろ詳しくご説明ありがとうございます。
一応 廃棄の事についても明確にしておいた方が良いかなと思いまして質問させて
頂きました。廃棄できるルートがあると良いですね。

 めんどくさがり屋な私はお金はかかりますが・・整備工場まかせかな(~~;)


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