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タイトルドライスタートについて
記事No: 5693
投稿日: 2004/07/31(Sat) 06:31
投稿者: まるちゃん
みなさま、こんちは

最近ラジオで自動車評論家のかたのコメントで、エンジンを長持ちさせるには
「エンジンをかけ暖気しずに、ゆっくりしたスピードで走行した方がいい」と言っていましたが、なかなか他車のスピードに合わせるとそんな事も出来ない様な気もするんですが。

当方2800DTですが、暖気していないとキックアップしないしで。
またドライスタート時にエンジンが壊れる確立も多いと聞いております。
このコメントを聞いてからどっちがいいの~と思います。素朴な質問ですが。

お解かりになられる方教えて下さいまし。


タイトルRe: ドライスタートについて
記事No: 5694
投稿日: 2004/07/31(Sat) 07:38
投稿者: kazuhiko
> みなさま、こんちは
>
> 最近ラジオで自動車評論家のかたのコメントで、エンジンを長持ちさせるには
> 「エンジンをかけ暖気しずに、ゆっくりしたスピードで走行した方がいい」と言っていましたが、なかなか他車のスピードに合わせるとそんな事も出来ない様な気もするんですが。
>
> 当方2800DTですが、暖気していないとキックアップしないしで。
> またドライスタート時にエンジンが壊れる確立も多いと聞いております。
> このコメントを聞いてからどっちがいいの~と思います。素朴な質問ですが。
>
> お解かりになられる方教えて下さいまし。

こんにちは。kazuhikoです。

難しい質問ですよね? 理屈を説明するのは簡単なんですが、昨今の環境に対する厳しい目を気にすると、思い切った発言も出来ませんが…少しだけコメントしますね。

暖機運転をしないとエンジンは壊れるか?→現在のエンジンで壊れるという話は聞きません。しかし、冬季のようにオイルが低温時に硬くなっている場合、運転の状況により潤滑に不具合が生じる恐れがあります。幾らか温めた方がエンジンにはやさしいようです。

暖機運転はしたほうがいいか?→特にディーゼルでは、暖気した方が調子がいいですよね。前期型SGのATは水温センサーがあるため、水温が上がらないと4速に上がらないですよね。いらいらします。

暖機運転はどのくらいの時間必要か?→夏季は短めに、冬季は長く…外気温によりますね。
北海道に在住していたときは、通勤前の除雪作業中はエンジン掛けっぱなし… だって、マイナス20度まで下がるんですから… 窓の氷も解けないしね。 温度差で危なくってお湯なんか掛けられないし、水掛けたってすぐ凍ってしまうよ!

暖機運転の弊害→一番問題視されているのは環境問題。もう1点は、長すぎるアイドリングは、かえってエンジン磨耗を促進させるケースも… エンジンは、ある程度の温度まで上昇させないと、本来の性能を発揮しません。特に冬季はアイドリング程度では適正な温度まで上がりきらないので、そういう低い温度でいつまでもアイドリングすると、いわゆるオーバークールの症状が発生することもあります。 夜間、エンジン掛けっぱなしでヒーターを掛けて寝ているような人は、環境に悪いだけでなく、エンジンの磨耗にもご注意。

理想の暖機運転→水温計が上がるまでというような長時間のアイドリングはせず、エンジンオイルが各部に循環したころあいを見て、あまり負荷を掛けないように静かに車を動かし、徐々にスピードに乗せていくこと。

現実には無理ではないのか?→居住地域やご使用の状況により、こういう車にやさしい運転は無理です。我が家にも、会社からの帰宅時には、駐車場を出てすぐにバイパスに乗らなければならない住人がいます。いきなり100キロ近くまで加速するため、暖気しないと4速に上がらないSGは非常に嫌われています。

どうしてこのような暖機運転を進めるのか?→ひとつは最近うるさくなった環境問題。もう一点は、自動車のメカニズム上の問題。エンジンを掛け、アイドリングしていても、暖気されるのはエンジンだけです。水温は上がりますが、エンジン以外の油脂は暖気されていません。AT車では、いくらかATFは循環していると思いますが、MTではまったく暖気できないんですね。だから、MT車では冬季にはいくら暖気しても、走り始めは1速や2速のギアの入りが悪いことも珍しくありません。ギアオイルが温まってしまうと調子いいのにね。
止まっているうちは、デフやトランスファーもオイルは冷えたままです。いくら水温計が上がっても、他の部分が冷えているのに、いきなりスピードに乗るのは、車にとって良くありません。

極端な例ですが、昔の北海道でのお話。(聞いた話です)
現在のようにマルチグレードのオイルが普及する以前のこと。消防車は、夜間でも緊急出動しなければなりません。冬季はチェーンを装着しなければならないことも(スパイクタイヤが出回る以前の話のようですが) 緊急出動では、暖機運転している暇もないし、暖機運転してもデフやミッションは冷えたまま。 夜間は、ジャッキアップして、七輪で保温していた時代もあったそうです。

田舎の雪道(特に裏道や農道)なんかでは、そんなに加速する必要もないので、暖機運転をかねてゆっくり車を動かしている人も多いですよね。人口密集地や交通量の多いところでは無理ですから、やっぱりケースバイケースなんだろうなぁ?


タイトルRe: ドライスタートについて
記事No: 5696
投稿日: 2004/07/31(Sat) 19:06
投稿者: よぴ_@_秋田
みなさん、はじめまして。
よぴ_@_秋田といいます。
以後よろしく~

消防車の話が出てたのでちょっと・・・

今の消防車には「オイルパンヒーター」なるものがついています。
これは名前のとおり、冬季間オイルパンを温めて、オイルそのものを柔らかくしておくという趣旨のものです。
しかしながら、今現在このヒーターを使うことはなくなりました。
ではどうしてるか?
答えは簡単です。冬季間は車庫そのものを暖めておく、というわけです。
これだと、エンジンオイルはもちろん、ミッションからデフまで温まりますよね。
消防車の水槽の水を凍らせない、ポンプの水経路を凍らせないというのが本当のところですけどネ。
それでも車庫丸ごとを保温するわけですから冬季間の暖房費は莫大になりますよね。
昨今の経済事情からか暖房費も節約をということで、車庫の暖房も申し訳程度にしか暖められなくなってきているのが実情です。
そういうわけで、私の住む秋田県では、消防車は冬季間の出場の際は、加速するにもギアが入らずに苦労しながら運転しているわけです。
よく消防車が到着するのが遅いとか言われますが、これでも頑張って運転しているんですよ~
スレの趣旨から外れてしまいましたがご勘弁を~
それでは~


タイトル消防車のお話
記事No: 5699
投稿日: 2004/07/31(Sat) 19:27
投稿者: kazuhiko
こんばんは。よぴ_@_秋田さん、レス有難うございました。

貴重なお話を聞くことが出来、参考になりました。いやぁ、他人から聞いた話と、実体験からの話では、やっぱり違いますね。そういえば、消防車では、エンジンオイルだ何だという前に、水が凍ってしまっては何にもなりませんよね! 言われてみれば…当たり前のことなんですが、気が付きませんでした…

秋田も雪深いところだと思いますが、やっぱり、消火栓の取水口は地上から2mくらい高いところにあるんですか? 私の住んでいたところは、北海道では豪雪地帯に入るところでしたので、冬季、雪で消火栓が埋もれてしまうので、取水口がやたらと高いところにありました。


タイトルRe: 消防車のお話
記事No: 5703
投稿日: 2004/08/01(Sun) 05:16
投稿者: よぴ_@_秋田
おはようございます。
歳をとると早起きになってしまってこんな時間にカキコです・・・

私の勤務する地域では、普通の消火栓ですよ。
ただ、さすがに大雪が降ったときなんかは埋まってしまいますので
そのときは消防団の方にお願いして除雪してもらってます。
普段はそんなに雪は降らない(それでも豪雪地帯になってますが)ので
消火栓には目印の「旗」が立ててありますが。


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