タイトル | : Re: ATF&LLC |
記事No | : 5335 |
投稿日 | : 2004/07/04(Sun) 21:02 |
投稿者 | : kazuhiko |
> LLCは問題なく出来るってことは,自分でやっちゃっても問題ないってことですよね? > 全量交換は出来ないですけど。 > ATFはあまりにも汚いってことだったんですよ。 > 他ディーラーあたってみます。ちなみに三菱は二つあるようですけど,取り扱い車種も違うんですか?
はじめまして。平成7年SGに乗っています。
三菱は、どちらかというとATFの交換には寛大なメーカーです。T社のように、無交換が原則のため、オイルパンにドレンプラグがなかったり、N社のように、日常はずさないようにドレンプラグの頭を薄っぺらくしているメーカーもあります。三菱の場合、ごく普通のメガネレンチでドレンプラグを外すことが出来ますし、抜き取ることが出来る量は割合多い方です。(総量8リットルに対して4リットル抜けます。50%の交換効率です) 4万キロで購入当時、変速ショックが大きかったのでディーラーで交換。ドレンから排出して、抜けた量だけ入れたとのことでした。 その後はDIYで行っています。デリカはATFの熱による劣化が早いようですが、前期型なら、ガソリン・ディーゼルとも同じ形式のATを積んでいますが、デキシロンⅢで不具合が出ていないので、たいていのショップで交換可能だと思います。(後期型はミッション形式が変わりました。専用フルードを推奨します)
個人的に気になるのは、ATドレンボルトの頭に、DⅡと刻んであること。最初は、デキシロンⅡ対応の意味かと思いましたが、メーカー指定フルードとは違うし… 部品は輸出仕様と兼用か?? とも思いましたが…(たいていの国産車は、同じATでも国内仕様と輸出仕様で指定ATFが異なります。輸出仕様はデキシロン規格が多い)
ATFについてよく言われることは、定期交換していない車は、6万キロ以上無交換なら、その後は交換しないほうが無難だということ。劣化したフルードに、各部がなじんでしまっているので、いきなり新油に交換すると、かえってショックが大きくなったり、不具合が併発したりするということが言われます。底に溜まったスラッジを巻き上げてしまうと、経路を詰まらせるなどの事例も聞きます。カーショップで、出来ないと断る理由は、何かあったときに保証できないからのようです。
当方、DIYで、5千から1万キロ程度で交換を繰り返しています。使用しているオイルはエネオスのデキシロンⅢタイプ。電子制御のロックアップ仕様に適合しています。N社のタイプDも使いましたが、コストとフィーリングで、こちらの方が使いやすかったので、20リットルで購入しています。現在20リットル缶3缶目です。
純正オイルを使用することが好ましいといわれますが、三菱はショップで手に入らないこと、かなり割高になること、純正オイルは輸出車には使用していないこと、これらを踏まえて、デキシロンⅢを使用していますが、カーショップやスタンド、町の修理屋さんの意見を聞くと、だいたいこんな感じです。専用フルードが推奨されている最新型のミッションを除き、不具合はないとのこと。
ちなみに、T社とN社のディーラーでの交換方法は、オイルクーラーの戻りラインを外して排出し、抜けた量の新油を入れて循環させながら、総量を交換しています。三菱では、私の出したディーラーではドレンからの排出のみでした。オイルチェンジャーで抜く方法もありますが、私のSGは、我が家のチェンジャーでは抜ける量が多くないので、下から抜いています。ドレン排出方で、レベルゲージ穴から自然落下(ロートとホースのみ仕様)で入れていますから、機械で圧力をかけて入れるのと違い、スラッジを巻き上げる可能性は低そうです。
いまのところ、中古で6万キロ以上で購入した車でも、ATFの交換はDIYでやっていますが、不具合はありません。新油効果ははっきりと体感できます。
最後に、ATFに関しては、リスクが伴いますから、DIYは、自己責任で行います。心配ならディーラーに相談した方がいいでしょう。
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