タイトル | : Re: オールテレーンタイヤについて |
記事No | : 4069 |
投稿日 | : 2004/02/23(Mon) 11:09 |
投稿者 | : kazuhiko |
> みなさん教えてください。 > オールテレーンタイヤはどの程度雪道に効果があるんでしょうか? > 来週末スノボに行くんですが、オールテレーンタイヤである程度の雪道は > 平気なんでしょうか?一応チェーンは持っていきますが… > 古いスタッドレスがあるので、それの方がマシなのか、新しいオールテレーンの方が > 良いのか教えてください。
はじめまして。 スキー場の駐車場では、結構オールテレーンタイヤの4WD車をみかけますが、正直な話、雪に関しては、結構グリップしますよ。でも、凍結路面では、まったく役に立ちません。それと、水分の多い雪(アスファルトが露出していない状態)もかなりやばいです。 新品のオールテレーンタイヤ…雪が深くて、こいで走るような場面では、タイヤの溝の深さが有るタイヤの方が有利ですが、そういった場面よりも、むしろ、凍結路面やブラックアイスなどの、硬い路面状況を走る機会が多いような気がします。比較的硬い路面では、何故すべるのかといえば、雪や氷とタイヤとの間に水分があるからすべるのですが、スタッドレスタイヤの方が、冬季の走行では格段に威力を発揮します。オールテレーンタイヤのブレーキ性能は、普通の夏タイヤとあまり変わりません。 4WDはすぺりやすい路面で、車を前進させることは非常に得意ですが、車を止めること(ブレーキ性能)に関しては、普通車と比べて、それほど有利な面はなく、むしろ、その重たい車重があだとなることもあります。いくらブレーキを踏んでも止まれないんです。山間部の下り坂は、要注意です。私は、雪道の下り坂で渋滞の最後尾に停車中、止まれなかった後続車に追突されたことがあります。タイヤは大事だなと思います。 尚、スタッドレスタイヤといえど、万能ではありません。おおむね、雪上では安定して走れるものの、氷上のグリップは大幅に低下します。氷上グリップの性能は、経年変化で硬化していくことで失われていきますので、3シーズンあたりが、使用の限界かなと。 4シーズン以降も、5分山以上の溝さえあれば、たいていのところは走れますが、ブラックアイスだけは、まるで刃が立ちませんので、気をつけてください。日中とけた雪が、夜間に凍結して、車が走ると、タイヤとの摩擦で溶けて水分が発生するために滑ります。橋の上や、河川敷の近くなどを走行するときには、気をつけたほうがいいです。一見、アスファルトが出ているように見える黒い路面。なんでもなく見えるからこそ、いきなりスピンしたときの恐怖は特筆すべきものがあります。 こんなとき、チェーンを装着していればよかったと後悔してももう遅いです。自分の車が滑ってしまうような状況下で、後続車が、安全に止まってくれるでしょうか? スキー場へ向かう道路は、後続車が連なっていることが多く、路肩に止めようと思っても、すぐ後ろに後続車がいては、なかなかタイミングを見計らうのが難しいです。 怖い話ばかりしてしまいましたが、お気をつけて行ってきてくださいね。
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