タイトル | : Re: 結果報告 |
投稿日 | : 2010/08/31(Tue) 23:22 |
投稿者 | : Astroboy |
こんばんは。
問題がひとつ片付いたようで何よりでしたね。
で、HIDの件ですが…。
HIDは構造上、どうしても強力なノイズの発生源となってしまいます。
純正品であれば発生するノイズが一定基準を下回るようにあれこれ対策されて
いるのが一般的ですが、社外品の場合はそのメーカーの品質基準(考え方や取
り組み姿勢)によって仕上がりは様々です。
特に激安で出回っているHIDキットなんかは“eマーク取得品”などとアピール
しているものが多いものの、実際にはノイズ対策など全く考慮されていないモ
デルがほとんどです。
…かくいう私自信、激安HIDユーザーではありますが(笑)
さて、前置きが長くなりました。
HIDのノイズはインバータ系および放電系の非常に広帯域にわたるノイズですが、
市場では主にVHF帯でのトラブルが多いようです。
VHF帯となるとケーブルを伝導していくよりも、ケーブルをアンテナにして空間
に輻射する要素が強いので、まずは輻射ノイズの対策を試みるのがよろしいか
と思います。
最初はバラスト~バーナー間の高圧ケーブルをシールドします。
このとき、シールドはボディに接地した方が良い場合もあるので、絶縁している
状態と、接地している状態とで、どちらが効果的かを確認して下さい。
次に、ノイズはバラストの入力側にも流出しますので、入力ケーブルすべてに
フェライトコアを挿入します。
挿入箇所はバラストの至近として、可能であれば配線をコアに数ターンしますが、
もし難しければフェライトコアを何個か並べて挿入しても良いです。
まずはその辺りから試してみて下さい。
ただ、設計段階でノイズ対策されていない品物を、完全に対策するのは至難の業
です。
シールドだのフェライトだのとあれこれ手を施しても、現象は残ってしまうかも
知れません。
そういったこともありますので“HIDキットをきちんとしたものに買い換える”
ということも最終的な選択肢としては残しておく必要があります。
以上、参考にして下さい。